Bureau Napoléon 3
フランスアンティークビューロー
こちらは1859年ごろつくられたライティングビューローです。
象嵌などはなく、あえて自然な木目だけで飾られたこのお品。
派手な飾りがなくとも、このフォルムと全体の質の高さで勝負していることが伝わってくる、非常に美しくハイクオリティな作品です。
このビューロー中心の、レオパード柄のような、炎が揺らめくような、そんな独特の木目は
木の瘤部分を切り出して使われています。
天然の装飾ともいわれるこの自然の模様は、いつまでも見ていられる美しさですね。
そして、素晴らしいカーブを見せる側面と背面のフォルムはとても滑らかで、ため息が出るほどエレガント。当店の修復では、幾重にもニスを重ねるフレンチポリッシュ(鏡面磨き)にて仕上げましたので、ボディの美しいカーブに沿って光を反射するさまを、存分に楽しんでいただけます。
壁付けにして置かれることの多いライティングビューローですが、背面まで美しいカーブを描くこの作品は、サロンの中央に置いて鑑賞用としても使われたことがわかります。
それはつまり、このビューローが一般レベルではなく、アートとしての要素の強い作品であることを示しているのです。
シンプルかつ気品あふれる全体を引き締めるブロンズも、彫りが深く淵がしっかり立つ、またここにもアートを感じられる 非常に高品質なもの。
扉を開けた蝶番などにも飾り彫りが施されていることからもまた、細部まで手の込んだ素晴らしい作品であることが伝わってきます。
華美すぎず控えめなのに、素晴らしい作品であることがどうしても伝わってくる・・、そんなオーラを放つビューロー。
目に入るたびに 背筋がスッと伸びるような 凛としたこの姿を、どうぞお楽しみください。
タイプ: ビューロー | スタイル: Napoléon III | 年代: 1859 | 輸入国: France |
材質 | ボディ: | 表面: ローズウッド | 仕上げ: フレンチポリッシュ |
サイズ | 横幅: 77.5 cm | 奥行: 47 cm/ 70 cm | 高さ: 88 cm |