Bureau à cylindre Louis 16




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アンティークシリンダービューロー
こちらは1920年ごろ作られたシリンダービューローです。
細部までほどこされた上品な象嵌と 木の瘤を生かした自然な模様が大変美しく、構造や材も非常に上質なビューロー。
扉がシリンダー状に開閉するこのタイプは、使わないときはプライバシーが守られ そして何よりコロンと愛らしい形状のため、ライティングビューローのなかでもとくに人気の高いアイテムです。
扉以外はすべて直線の、ルイ16世様式特有のすっきりとしたボディ。ともすれば頼りなく見えるほどに細く美しく伸びた脚が、しっかりとボディを支えています。
こちらはかつて、大正時代にフランスへ渡り紡績業に従事した日本人家族によって使われたお品です。
今も貿易業がさかんであるフランスの港町、 ル・アーブル。(当店のアンティークをフランスから輸出する時にも毎度必ず利用する、馴染みの港であることにまた 不思議なご縁を感じざるを得ません)
今から約100年ほど前にそこへ居を構えた元オーナーの 当時のお屋敷に、実際にこのビューローが置かれた写真が現存しています。
セピア色に褪せたそれらの写真には、今は亡きオーナーの若き日の姿、そしてそこでうまれた幼い子供たちが。
異国の地でたくさんのフランス人たちとともに働いたオーナーとそれを支えた家族の 苦労も喜びも伝わってくるような、心温まる実に美しき古写真です。
その後アメリカ各地、上海、ポンペイとオーナーの転勤とともに世界を巡り、そして日本の芦屋へ移った後 戦争で自宅が空襲を受けた際にも奇跡的に残ったという、
何万キロという移動にも戦争にも負けなかった、強運のビューロー。
縁あってこのオーナーのお孫さん(写真に写る小さなお子さんの息子様)とお会いし、上記した このビューローが購入されてからまさにアンティークになるまでの過程を、直接聞かせてくださいました。
本来どのアンティークにも備わっているはずのそのようなストーリーも、具体的に伝承されることで改めて「奇跡」を感じ、当時の様子に馳せる想いはさらに深くなってゆきます。
私たちのショップに来てくれたこの美しいビューローを、ロホンが愛情込めてリストアいたしました。若かりし頃のオーナー夫妻がル・アーブルで購入した当時の様子に、少しでも近付けることができたでしょうか。
美しく蘇ったこのビューロー。備わったストーリーと共に、これからも末永く大切に大切に受け継がれていくことを切望してやみません。
タイプ: シリンダービューロー | スタイル: Louis XVI | 年代: circa 1920 | 輸入国: France - Le Havre |
材質 | ボディ: | 表面: | 仕上げ: ベネシャン ターペンタインニス |
サイズ | 横幅: 88 cm | 奥行: 52.7 cm | 高さ: 110 cm |

商品番号: LPCA016 / Sold out | |



















