Table servante au nacre
アンティーク棚付テーブル
こちらは1880年ごろ作られた三段テーブルです。
三段テーブル自体はフランスアンティークの中ではそう珍しくないアイテムで、とくにナポレオン三世時代に作られたものが現代にも比較的多く残り、小物置きや雰囲気づくりに長く重宝されてきたお品です。
ただしこちらのお品は、その三段テーブルの中でワンランクもツーランクも上の、高級家具として作られたお品。
棚テーブルは縦×横のジョイントが少ないという構造上 どうしても少々不安定になりがちですが、こちらはしっかりとした安定感と高い品質をしっかり感じられる整然とした雰囲気、そしてハイレベルな象嵌と、高級家具として作られたことが細部から滲み出ています。
メインの象嵌は楽器と花々を絡めたモチーフで、大変繊細で美しいデザイン。
その周りのレオパードのような柄は 木材の瘤部分を切り出すことで出てくる模様で、天然の装飾と言われており
一本の木から少ししかとれない稀少な部位が 贅沢にたっぷりと使われていることからも、こちらが高級家具として作られたことがわかります。
そしてそれをぐるりと囲む幾何学的なねじり模様には、螺鈿が使われています。
白く光る螺鈿細工は見る角度によって微妙に色味が変わり、宝石のように美しく輝きブラックのボディに非常によく映えています。
さらにブロンズの金色が 全体を大変高貴に引き締めてくれていますね。
リビングやお玄関などどのような場所でも活躍してくれる万能三段テーブル。
ヨーロッパのインテリアがお好きな方にお勧めするのはもちろんですが、和室やモダンインテリアにも実に良く馴染み 大変ハイセンスな空間を作り上げてくれることは皆さまご存知でしょうか。
便利にご使用いただきながら 空間の引き締め役としても大きく貢献してくれる、大変優秀な一台。
ぜひさまざまな空間に取り入れていただきたい、貴重な一台です。
タイプ: 棚付テーブル | スタイル: Napoléon III | 年代: circa 1880 | 輸入国: France |
材質 | ボディ: | 表面: | 仕上げ: ベネシャン ターペンタインニス |
サイズ | 横幅: 57.5 cm | 奥行: 37.5 cm | 高さ: 75.5 cm |