Maison Millet à Paris
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Maison Millet à Paris
こちらは1900年ごろつくられたキドニーテーブルです。
使い勝手の良いサイズ感と可愛いルックスでフランス現地でも もちろん日本でも大変人気が高く、現代にもさまざまな製品が残されているキドニーテーブルですが
その中でも今回のお品は、一般的なものとは一線を画します。
この作品を制作したのはフランスを代表する高級メーカー、Maison Millet(メゾン ミレ)。
フランスアンティーク界の最高峰、トップファイブのうちの一人と言われる 素晴らしい家具製作会社です。
1853年創業よりパリで活躍したミレですが、 業績の主たるものとしては
1888年バルセロナ万博金賞および名誉証書
1889年 パリ万博金賞
1897年 ブリュッセル万博金賞
1900年 パリ万博グランプリ
1904年 セントルイス万博 審査員 etc..
その他にも数々の偉業を成し、ダッソン、ソルマニなど名だたる有名メーカーと肩を並べて、当時のフランスインテリア界を席巻しました。
ミレが活躍した19世紀後期のフランスは、産業革命の影響による技術改革、社会変革、そして芸術文化の発展と、大激動の中にありました。経済の発展も著しく それに比例して資産家も大きく増えた、非常に華やかで勢いのある時代です。
そんな社会情勢におされてインテリア市場においても、デザイン・技術・材質すべてに贅の限りを尽くした豪華絢爛な家具を 名うてのメーカーたちが競い合うように製作し、現存する芸術作品の多くがこの19世紀後期 ナポレオン三世時代に生み出されています。
Belle Époque:ベル エポック = 「美しい時代、良い時代」と呼ばれたそんな煌びやかな時代の 芸術文化界を第一線で牽引した、ミレ。
かの有名なフランソワリンケも かつてはミレの補佐役に従事していたと言えば、当時どれほどの地位にいたかを想像していただきやすいでしょうか。
前置きが長くなりましたが、
フランスで出逢った瞬間からただものではないお品であることは明らかだった、今回のキドニーテーブル。
日本に到着しロホンの修復作業の中で、表からは見えない部分にひっそりと記されたミレのサインを発見しました。
サインを見つけた時のロホンの感動は、簡単な言葉では言い表すことができません。作家物であろうことは確信していたものの、まさかあのミレのものだったとは・・と、大興奮の発見になりました。
もちろん、どのような作品においてもサインがすべてではありません。実際に目の前にある作品の質を見極めることこそが重要であり サインはあくまでも手がかりにすぎませんが、
作家がわかることでその作品の背景やルーツをより詳しく紐解くことができ、また専門書などに残る記録と目の前の家具を照らし合わせながら改めて観察すれば、物語の世界が現実になったようなワクワクとした気持ちにさせられ、感動や感心も否応なしに大きく増します。
高品質なものは木材部もブロンズも線にブレがなく、大変整然とした空気感を持っています。
例えば脚と天板など パーツどうしが組み合わされている部分、木材とブロンズの接合部、脚に彫られた溝の角などなど、近くでよくよく見てわかるほどの細かな部分にこそ、品質の違いが表れます。
そしてそのように細部まで職人の神経が通った仕事がなされた結果、自然と そして必然的に、整然とした密度の濃い空気感が全体から醸し出されるものなのでしょう。
ミレは創業当時ブロンズ製品に特化した工房であったことから、後の家具製作においても創業当時からの熟練したブロンズ専門職人が製作に大きく貢献し、
美しく豪奢なブロンズ装飾がミレの代名詞であるとも言われるようになりました。
今回のキドニーテーブルはデコラティブなお品ではないものの、例えば脚の溝の間の小さなブロンズ装飾もやはり、本当に細部までくっきりと精密に作られているのがわかります。
脚の溝の間に小さなブロンズが飾られるデザインは他でもまま見られるものですが、ここまで輪郭がはっきりしているのはそうなく、普段よりアート級の家具を目にする機会の多いロホンも感心しきり。
もちろんその他の装飾もひとつひとつがかっちりと美しく、マホガニーの高級感ある深い色味とあいまって溢れんばかりの
気品に包まれた全体像になっています。
ブロンズは金メッキで覆われていますのでくすむことなく、この美しいゴールドを半永久的に堪能することができます。
もちろん大理石も修理跡はなく、当然ガタツキもなく、全体として素晴らしいコンディションです。
小さいながらも圧倒的な存在感を放つ、最高品質のキドニーテーブル。
まるでアンティークジュエリーのようなしっとりとした輝きが、主張しすぎずしかししっかりと、空間を華やかにそして格調高く彩ります。
フランスアンティークの最高峰 ミレの丁寧な仕事を、ぜひ隅々までご覧になってください。
激動のフランスでその名を馳せた実力の片鱗を、この小さな一台から感じていただければ幸いです。
| タイプ: キドニーテーブル | スタイル: Louis XVI | 年代: circa 1900 | 輸入国: France - Paris |
| 材質 | ボディ: マホガニー | 表面: マホガニー | 仕上げ: ニス |
| サイズ | 横幅: 44 cm | 奥行: 29 cm | 高さ: 75.2 cm |
| 商品番号: LPCA128 / Sold out | |
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