Roses, pivoines & campanules




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油彩画 Roses, pivoines & campanules
こちらは18世紀に製造された油絵です。
さまざまな種類の花が色とりどりに活けられた油絵。
花が持つ自然な美しさをとてもエレガントかつダイナミックに魅せた、とても美しい作品です。
仄暗いバックに鮮やかに色が挿す情景は、華やかでありながらどこか儚く愁いを帯びた雰囲気で
無機質な部屋に置かれた一点の幸せ・・そのような静かな日々の情景を私は連想しました。
この美しい絵とともに注目していただきたいのが、作品を引き立てるフレームです。
素晴らしいパティーナが備わり、派手なアピールはないしっとりと美しいこのフレームですが、
よく見ると、装飾のひとつひとつが均一ではないことがわかります。
効率化が進んだ19世紀のフレーム類は型に石膏を流す製法が主流ですが、それより以前、まだ機械もなかった18世紀にはこの作品のように、職人が木材に一つずつの飾りをコツコツと彫りました。
まさに好きな人にはたまらない、アンティークの醍醐味とも言えるこの不揃いの彫刻は、すべてが手作業で彫り出された証。つまり非常に古いものであることの証なのです。
高さ1メートル越えの、インテリアのメインとしても活躍してくれるであろうこの存在感。
華美すぎず非常に落ち着いた、古いものの美しさと価値を存分に堪能できる素敵な作品です。
今のように便利な道具もなかったであろうはるか昔、この絵を描いた画家が、そしてフレームを製作した職人が、200年以上先に遠い日本という国で愛でられると、想像した人がいたでしょうか。
ただ職人の純粋で真面目な仕事の結果と その後の歴代オーナーの作品を愛する気持ちが、このような素晴らしい状態で我々の目の前に存在させたことは間違いありません。
そんなこれまでの長い歴史を、この先もずっと紡ぎ続けること。それが現代に生きる我々の使命ではないでしょうか。
キャンバスサイズ: 70cm X 91cm.
タイプ: キャンバス画 | スタイル: | 年代: 18世紀 | 輸入国: France |
材質 | ボディ: | 表面: | 仕上げ: |
サイズ | 横幅: 80.8 cm | 奥行: 2.6 cm | 高さ: 101.8 cm |











